月の輝く夜に  

〜遠距離の恋〜 愛しい貴方

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夢だったのかな・・・すべて (1ー12)

もう 何日・・・

自分が何をしているのかわからない生活を 送っていたのだろう。。。



私は 疲れていた。
生きることに。。。


ふみきりの警報器がなっても ふみきりのなかにいて・・・
「このままでもいいかなぁ・・・」って・・・

でも・・・私がいなくなったら・・・


大樹と 二度と会うことができない。。。


それは 嫌だ。

少しの望みがあれば 生き続け 大樹と会いたい。


そんなことを考えながら ふみきりの外に出る。




何を食べているのか
何をしているのか・・・
まったく記憶のない毎日。

私はどうしてしまったのだろう。
もう・・・大樹の好きだった私ではなくなっている。


どんなことがあっても 心から笑っていた私なのに
大樹がいなくなるだけで こんなことになるなんて・・・

びっくりだわ。自分でも。


どうしたらいいのだろう。
この先。


もし大樹が私を嫌いになったのなら・・・
ちゃんとお別れがしたかった。

大樹は私に 何も言わず 拒否だけして・・・
私は まったく 心の整理ができずにいた。
いったい 大樹の心の中は どうなっているのだろう。


私は 幸せの絶頂から
拒否されたということだけを 理解するしかないのだろうか。


夢だったのかな・・・
すべて


夢だったのかな・・・
大樹に愛されていたことも・・・

壊れてしまう (1-11)

「結衣さん 大丈夫ですか?
少し疲れているみたいですけど・・・。」
会社の帰りに 相田さんが私に声をかける。

「あ・・・・・。
大丈夫です。」
私はそうひとことだけ言って 目を合わせなかった。

「そうですか。
じゃあ いいんですけど。。。
結衣さん 今夜は 月が満月らしいですよ。
もし 時間があったら この間の場所まで 月を見に行きませんか?」
「あ・・・・・。
今は ちょっとそんな気分になれなくて。ごめんなさい。」

私は そう 冷たい声で言うと
会社を出た。
外の風は私に冷たく 寒くて・・・涙がでた。

ひとりで 歩いていると
この涙が恥ずかしい。

涙がこぼれないように空を見上げると
月が見えた。

「きれい・・・・・。」
神々しい満月は 私に優しい光を運んでくれた。
やわらかい光に・・・私は 心が・・・ 月に のぼっていくように感じた。



元気のない私に この月を 見せたいと言ってくれた相田さん・・・

でも この月に 私を想うと言ってくれた大樹・・・




大樹・・・大樹・・・

大樹は もう



私のもとには・・・かえって・・こな・・・い・・・



私は大きな声で泣き叫んだ。

誰が見てても 我慢できなくて
大きな大きな声で・・・泣き叫んだ。

私は もう 壊れてしまうのだろう。。。


もう・・・私は・・・



壊れて・・・しま・・・う



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